柄意味言葉集8
39.鷹の羽文(たかのはもん)
・鷹は勇猛強社桿な鳥なので、特に武人に好まれた。羽は尚武を表わし、紋章にも多く使われました。「一富士二鷹 三茄子」にあるように縁起ものとしても好まれたようです。
40.宝尽文(たからづくしもん)
・中国思想の「八宝」より由来し、吉祥文として代表的なものとして喜ばれています。
・「八宝」とは、法螺・法輪(九輪)・宝傘・宝瓶・白盖・蓮花・金魚・盤長といいます。
・その他に、宝剣・魚鼓・陰陽板・珠・銭・方勝・錠・打出の小槌・丁字など数多くを描きます。
41.宝船文(たからぶねもん)
・船に米俵や宝貨を積んだ図柄をいいます。正月二日の初夢の際、枕の下に敷く風習があり、吉夢をみる願いとしました。最近では船に七福神を乗せた図柄を多く、縁起物として好まれています。特に、恵比須や大黒天が多いようです。
42.達磨文(だるまもん)
・達磨大師は禅宗の始祖(不到翁)
・開運の縁起ものとして古くより好まれています。
・達磨には男面が普通ですが、地方によっては姫達磨もあります。
43.俵文(たわらもん)
・大黒天や宝船などとともによく描かれます。
・富と恵を表わす縁起物です。
・奈良地方では、正月三が日に吉野の福神の札を買って祝う風習があります。それを俵迎えといいます。

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