- 23.白餅文(しろもちもん)
- ・黒地に白く円形を染めたものをいいます。城持ちに通ずるという語呂合わせで武人が好みました。又、黒餅は石餅という意味で縁高が高いことを示すため縁起ものとして用いました。
- 24.蜃気楼文(しんきろうもん)
- ・蜃気楼は昔、蛤から出る気と考えられていました。その為、蛤文との組合せが多く、厄除けに多く用いられました。
- 25.末広文(すえひろもん)
- ・末広文には同系の文様が多くあります。扇面文・地紙文・桧扇文などがあります。末のほうが広がるため、「ゆっくりだんだん栄える」という意味で祝賀に用いました。
- 26.鈴文(すずもん)
- ・鈴は、神事や祭祀に用いたため信仰上の意義が高く、魔除けの意味をもちます。
- 27.青海波文(せいかいはもん)
- ・海は水で大きなエネルギーを表わします。又、扇形状に重なることも同じく大きなエネルギーを感じさせます。その為、縁起ものとして今日も多く用いられる柄の一つです。
- 28.龍田川文様(たつたがわもん)
- ・流水に紅葉を散らした図柄
- ・龍田川は奈良県生駒郡を流れる川で古くより紅葉の名所として知られています。
- ・龍田神社は風をつかさどる神で、古来より五穀の豊穣を祈願する神として有名です。又、秋をつかさどる女神としても知られています。
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