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エッセイ

30代・うつと60代・居眠り。症状は同じなのだが。

07.09.07


 

前の職場で、取材先に同行した同僚が取材中にこっくりしだしたのにはびっくりした。思わず肘で横腹をつついて起したが、仕事の最中に居眠りが出来る“太い”神経に感心したのを覚えている。しかし、今ではそんな「時と所を構わない睡眠」はお手のもので、夕飯後のTVは私にとっては居眠りタイム。それよりも困るのは、映画館でのこっくり。最近の映画館はシートもふかふかで、その上にあの暗さが誘眠効果となって、ひどいときにはオープニングタイトルか終わると同時にこっくり。隣りの女房殿に横腹を突かれる。一度目覚めるとその後は鑑賞モードに入って見終わるのだが、3度、4度と睡眠を繰り返すこともある。だから私にとっての映画評は、居眠りを繰り返したかどうかで★の数が決まる。
  先日、帰宅すると珍しく女房殿がTV画面に釘付け。間もなくNHKの特番、Nスペが始まるのだという。タイトルは「急増・30代の“うつ”」。食事も済ませてきたので付き合うことにしたが、放映前に女房殿は30代ウツを訴える共通の知人に視聴を勧める電話を入れたのだそうだ。先方は「そんな番組でウツが進行したらどうするのよ、観たくもない」との答え。だからしっかり見て内容を後日伝えてあげるのだ、と視聴に力が入っている。こちらも、つられて画面に見入っていたが、長時間残業に人間関係のもつれ。30代を襲うウツ疾患は現代の職場環境の歪みの反映で深刻だ。患者の一人は症状を「肩が凝って、首の周りがこわばり、頭が始終幕を張った状態」と説明する。「あぁ、同じ症状だ、おれも高齢期ウツかな!」と思わず声をあげたのだが、女房殿は取り合ってもくれない。しかもこのあと、不覚にも眠気が襲ってきた。したがって、TVの内容はこれ以上覚えてないが、女房殿が言うには、グーグーと盛大ないびきまでかいていたらしい。「なにがウツなのよ!」とあきれられてしまった。

 
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