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エッセイ

春の行事 式服について 09.03.25

3月、4月は卒業・入学のシーズン。学校行事が多いですね。最近のお母さん方は、授業参観でもジーンズなど普段着で行かれる姿も見かけますが、やはり礼儀としてきちんと着替えるべきだと私は思います。
オン・オフを服装でも意識することは、「節目正しく」「けじめをつける」ということを自然と子どもにも教え伝えることになります。これは、これから社会に羽ばたく子ども達にとって、とても大切な教育の一つと考えます。
さて、卒業式や入学式は、子どもにも親にも非常に大きなセレモニーですから、格を重んじて臨みたいものです。今どきの若いお母さんは、嫁入り道具に着物一式を用意するなんてことはなくなったと思うので、自分の母親の着物を借りてもいいから(母親も持っていない時代かしら?!)、ぜひ和装で出席していただきたいものです。着物はそのように祖母、母、娘と何世代にも継いでいける素敵なものです。そして日本の伝統も保てます。
今回は「色無地」の着物に、いろんな帯で変化を楽しみながらTPOを踏まえたご紹介です。
A.グレーの色無地と古典袋帯
これは私の大好きな地紋の入った丹後ちりめんを、シルバーグレーに別染したものです。もう35年も前のものですが、今でも帯次第で楽しめます。そして帯は手描きの王朝柄文様。帯の明るい色でグレーの色寂しさが気になりません。小学校の卒業式などにお勧めです。
無地と源氏帯
源地帯アップ
B.草木染の染め抜き一ツ紋に吉祥柄の日本刺繍の袋帯
着物は和紙作家・伊部京子さんがデザインしたちりめんで、染め抜き一ツ紋を入れることで、色無地を一掃格調高く表現します。高校の入学式などにいいかしら。
一つ紋と紋柄帯
C.草木染の染め抜き一ツ紋に櫻の柄の袋帯
Bの草木染めの着物に、帯を変えてみました。少しシックな櫻の帯の地色なので、私なら中学の入学式などに着ていきます。
一つ紋と兎桜
兎桜帯アップ
D.草木染の一ツ紋に櫻の袋帯
同じく草木染の着物に、これまた違う櫻の袋帯を。これはとてもかわいらしく櫻を散らした柄の袋帯です。小学校の入学式などに楽しく着て行きたいですね。
一つ紋と白桜
これらの着物を着て記念写真を撮り、家族みんなでお祝いの食事会などを楽しみましょう。きっと子どもも母親の着物姿は記憶に残りますよ。
色無地の着物は、一枚持っておくとなにかと重宝します。今回のパターンは入学式だけでなく、AやBは初釜などにも着ていける格ある装いです。またCはちょっとした春のお茶会や観桜会などのパーティーにも最適です。色無地は紋なしや陰紋にしておくと、気軽におしゃれ着としても利用できるので、かなり幅広く格と共に楽しむことができます。このような着物は1〜2枚誂えておくと何かの時に困りません。
さあ、気候も少しずつ春めいてきました。着物を楽しむ機会も増えるこの時期、どんどん箪笥から出して着てゆきましょう!!
 
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