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エッセイ

秋たけなわ 07.11.26

今年は夏が長く、単衣(ひとえ)の時期も勘違いするほど暑かった。そんな中、私は9月30日に出版パーティーをホテルニューオータニ東京で開催した。還暦ということもあり、真っ赤の単衣に。別染めで一ツ紋にしたそれは、嫁入りの時の丹後ちりめんの白地で、地紋がとても美しく、くっきりと浮き上がり一人満足。そして昨年12月の「菁花、書と親しみ40周年」を京都ブライトンホテルで開催した時の、菁花オリジナル・きものファッションショーも、東京バージョンで披露し、とても楽しく、お客様も喜んでいただいた。モデルの半分以上は我が弟子たちという素人。彼女たちも緊張と不安の中、本番はバッチリきめてくれた。  さてそんなふうに東京を楽しみ、その余情にひたっていたら、気づくとわが家の周辺は色づき始めてきた。暖冬の影響か、十数年前に比べて1週間から10日は遅い紅葉。でもこれからが京都のまちのあちこちで、着物姿も見られるシーズンだろう。そう、袷(あわせ)の時期である。  
書 (君子以) 自彊不息
  <易教> /自ら勧んで勉学・研究に励むこと。
一番きもののシーズンが長く、一般的に楽しめる多くのチャンスの時期でもある。京都のまちの紅葉に負けじと、先日とある祝賀パーティーで、気楽な会場ということもあって、もみじの小紋に、帯は新調した西陣織の全通の名古屋帯をしめた。心うきうきと祝賀会場へ。初めての参加で多少の心寂しさもあったが、行ってみたら多くの知人にお会いする。しかし残念なことに女性のきもの姿は私一人だった。こんな時にこそ、着てほしいのに、京都なのに、パーティーなのに、タンスに眠っているはずなのに。。。。  2人の男性が羽織り姿で来られた。着慣れてらっしゃる様子で、とてもゆったりと着ておられて、見ていてもとても感じがよい。やっぱりええなあと思った。  会場は、今年オープンした新しいホテルだが、和装はその中でも際だって美しく見栄えする。そんな力を着物は持っているのだ。  たかが小紋だけれど、今が旬のもみじをさらりと着ていくのはとてもおしゃれ気分が盛り上がるものだ。食べ物の旬は1週間ほどだが、紅葉そのものは今年は12月に入っても十分楽しめるだろう。着物一枚あれば、帯の組み合わせでいろいろ楽しめるのだ。和傘の西陣袋帯六通。これは京都の雰囲気を感じさせてくれる。そして無地の菁花作の緑の全通。古典柄の中からモダンさを引き出してくれる気がする。帯でいろいろな和装の表情を変えられるのが着物の魅力だである。12月はクリスマス、そんな洋風の世界でも和のクリスマスを演出できると帯や着物も見かける。和洋折衷でイベントを楽しんでほしい。
 
和傘の絵柄が品よくちりばめられ、パーティーなどでは引き立つ一本
赤い帯にするとはんなり感がただよう
     
こんな渋く緑でキメるのも粋な感じでしょ
この秋に出版された私の本。きものや京の暮らしについて気軽に読んでもらる1冊です。
「ちゃんとせな あかんえ」(駒草出版)
2625円(税込)※アマゾンからも購入可
出版パーティーで書作のパフォーマンス(背景文字)の後、喜びのご挨拶を
     
 
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