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エッセイ

お雛様とエコ 07.03.09

 草木動く頃、そして今年の花の便りが待ち遠しく思える頃になりました。

 三月弥生の雛祭り。我が家の雛人形はみな「丸平大木人形店」製です。
  「みな」というには理由があります。内裏雛は私の初節句に祖父が贈ってくれたもので、段飾りは孫娘のために私の父が内裏雛に合わせ誂えてくれたものだからです。そんなわけで、内裏雛は三人官女や五人囃子の面々より30年長く生きたはります。
  昨年の春、いつものようにお雛様を箱から出しますと、女雛の唐衣の織物地が傷んではがれかけていることに気づきました。(何しろ50年以上も前のものですから・・。)そこで大木さんに修理をお願いすることにし、先日、以前の物と同じく美しい唐衣がめでたくできあがりました。  
 ところが不要になった元の唐衣の裏地をと見ると、和紙が貼ってあり、そこになにやら毛筆で記されているではありませんか。たずねると、なんと書き損じの紙を使って裏地を補強してある、そして、紙は江戸時代のもの、とのことでした。昔の紙はたいそう丈夫だったということもあるでしょうが、それにしても、ものを大切になさる大木さんのお仕事ぶりにいたく感動しました。
現代の日本は人も物もあまり大切にしない人が増えています。その反省からか、昨今エコとロハスが大流行りです。でも連綿と変わらずに丁寧なお仕事をされている大木さんの美しい雛人形にこんなエコを発見するとは思ってもみませんでした。ほんとうに伝えたい和の心がここにありました。

 もうひとつ。京都ではお雛様は旧暦で飾るお家が多いです(多かった?)春爛漫の4月3日、華やかに雛祭りを愉しむことも次代に伝えたい私のこだわりです。 
 ロハス(LOHAS)・・Lifestyle of Health and Sustainabilityの略    地球環境の保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルとそれを望む人達の総称

 
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