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44.雲文(うんもん)
中国では、山中の巨岩より雲気が湧き出るとし、瑞祥に使われました。原形は龍唐草文で、やがて宝雲・飛雲に発展していきます。日本では、奈良時代より長く尾を引く優美な天平雲や万年茸に似た雲芝雲があります。吉祥文と組合せたり、有職文にも定着したのは気運がみなぎるところ雲気が動くという中国古文の思想によるものであります。龍と雲は付物として知られていますが、中国では龍は雲を起こし、雨を降らせ水に潜み、天に昇る神聖なものとして大切にされてきました。日本では、奈良時代より伝来し、鎌倉時代以後、武将の間で特に好まれてきたようです。
上杉神社に蔵される「雲龍文描絵陣羽織」などがあります。龍については、中国古文「広雅」によりますと、鱗のあるものが蛟龍(こうりゅう)・翼のあるものが応龍(おうりゅう)・角のあるものが●1龍・角のないものが●2龍といいます。(●1虫偏に礼の旁部分●2 虫偏に***)

45.鴛鴦(おしどり)
中国古代より「君子万年」を寿ぐるめでたい鳥とし、また夫婦和合・円満の象徴としました。柄の歴史も古く、奈良時代の正倉院にも残っています。江戸後期には、夫婦和合の象徴として嫁入り衣装にはなくてはならない柄だったようです。また、夜着の柄にも多く用いられました。
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