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神 伝統と共にあり つづれのおはなし
 つづれ織は歴史も古く、エジプトのコプト、南米のプレーインカ裂などにその技法を偲ぶことが出来ます。日本では教王護国寺(東寺)の「建陀穀糸袈裟」につづれ織が残っており、一番古いものと思われます。つづれ織の組織は平織と言われるもので織物の中では単純で基本とされ・驍烽フです。しかし、つづれ織は、単なる平織でない大きな特長をもっています。それは、経糸が見えないということです。

 この技法は昔より多くの人達に好まれ、守り継がれてきました。その理由とは、経糸即ち芯(心)を包むということです。心(しん)は神(しん)とも解釈することができます。しんを包むと言う意味は信仰では、魔除け、厄除けに利用されてきました。京都では節分に巻寿司をまるごと食べ、出雲では嫁入りに大きな風呂敷をもっていきます。福を巻く、福を包むという意味があるそうです。織物の王様として、現在も好まれる大きな要素でしょう。

 留袖には、つづれの丸帯が当然のごとく使用されてきました。また、国技である相撲の化粧まわしも、以前はすべてつづれ織でした。幸福を願い無事を祈るとき、つづれ織は先人達の知恵により生まれてきたたものと確信しております。私達は、そのこころや伝統を大切に守り続けたいと願っております。

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