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今回から私の和箪笥の中味を「web虫干し」していきます。西陣の伝統工芸士だった父親の思い出深い着物から、かいらしい!(可愛らしい)娘時代のもの、そして現代のモダンな柄から今はもう作り手のないような貴重なものまで、その時々の思い出と共にご紹介していきましょう。
さて、今年は京都でも各地で災害をひきおこした梅雨も明け、盆地の京都名物、“あつおすなあぁ”という夏がやってきました。こんな暑い時節に着物なんて。。。と思う人は多いのですが、私は夏だからこそ着物が楽しめると思っています。いえ、着物は「夏が勝負!」なのです。
透け感のある着物や帯で、周囲の人には涼感と気品を漂わせる夏の着物。こんな婉曲した表現で日本人は涼やかさを伝える感性と、相手を気遣う心を培ってきたのです。こういう文化を廃れさせてはいけないと、私自身できるだけ夏も着物で出かけます。ただし本音は暑い。そこを涼しそうな顔をして過ごすことも、京都人の底意地なのです。
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