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きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
別珍の足袋 色とりどり 2007.2

寒がりのわたしは普通の足袋では足が冷えて冬が越せません。ネル裏の白足袋と別珍の足袋が必需品です。特に別珍の足袋は底がコーデュロイになっているのが好きで、よく履きます。
今でこそきものブームのおかげで、ネット通販でいろんな色の別珍足袋を買えるようになりましたが、10年くらい前は商品を見つけるのも大変でした。京都の大きな百貨店2軒(当時はまだ駅ビル建設中)のうち、1軒では取扱いがなく、もう1軒の売り場の片隅でようやくエンジ色の別珍足袋を見つけました。縁日の露店で靴下などを扱う店にあると聞き、行ってみると「ずいぶん前には置いてたけどね、きもの着る人も少ないから今はないねえ」と言われがっかりしたこともあります。

別珍足袋とりどり。左からデパートで買ったエンジ、めうがやの3足(緑・ピンク・赤)、ステーションで取寄せた3足(黒・レンガ・オリーブ)。

東京・浅草の『めうがや』で各色の別珍足袋を見つけたときには、うれしくなって緑、ピンク、赤の3色を購入してしまいました。この3足が増えて履きまわせるようになり、冬場ずいぶんと助けられましたが、この店の足袋とわたしの足はどうしたわけか相性が悪いようで、一日履き続けると左足の親指の付け根がしびれてしまいます。これは別珍に限らず、柄が気に入って誂えた柄足袋も同じことです。どうやら歩き方に癖があるようで、ほかの足袋でも左足の方がいつも先に擦れて穴が開いたりします。靴選びと同じで、足と足袋の相性は大事なこと、いっそのこと左足をすげ替えられればいいのですが、そうはいきませんから、今ではめうがやさんの足袋は短い縁だったと泣く泣くあきらめています。
今冬に入って、きものステーションでも別珍足袋を取寄せることができるようになり、大助かりしています。しかも8色のバリエーション、さっそく黒、オリーブ(濃緑)、レンガ(エンジ)を買い足しました。
別珍足袋も7色揃えばよりどりみどり、毎日履いても困りません。一番初めに買ったエンジの足袋はよく履いたもので、鼻緒下の起毛がはげ、草履のつぼがあたる指の股も擦り切れて内布が白く見えてしまっています。共色の糸でかがって補修してはみましたが、そろそろ引退の頃合いかもしれません。

雪景色のコーディネイト。紫根染めの紬は、その色の鮮やかさに魅了されます。光線の加減で、赤みがかったり青みがかったり。

2月らしく、おびあげと半衿は梅、雪だるまがのぞいている手ぬぐいは大きくお餅が膨らんでいる楽しい柄です。
     

紫と白を基調に全体をすっきりまとめました。おびあげの飛び絞りがアクセントです。

いただき物の染帯は、『東海道五十三次』の石薬師の場面を雪景色に変えて描かれています。
     
 
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