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きものあそび

なでしこドロップ
「なでしこドロップ*浦谷ゆうこ’sコーディネイト」 2004.02

1年間のコーディネイトで、息切れ状態の川中淳子にかわって、なでしこ会のメンバーのきものを紹介していきます。
第1回目のなでしこコーディネートは、ゆうこさんの梅のきものです。
 はじめまして。なでしこ会 会員番号何番だろ?浦谷ゆうこと申します!私がこのページに出ることになるとは・・・淳子さんにわたしが着ていた着物を一目惚れされて、「HPに載せたいの!」と言われて「いいですよ!」快く引き受けたんですが、着物をお貸しするだけだと思っていたら、いつの間にか今回の文章まで任されることになっておりました。今の心境は"狐につままれた感じ"。文章を書くなんて久しくしておりませんので、読みづらいと思いますが、しばしお付き合いくださいませ。

 私が着物を着るようになったのは二年前の四月です。着物に対して興味がないどころか、どちらかというと嫌悪感すら持っていた私が、着付け教室へ通い始めるようになったのは奇跡に近いことでした。成人式のときも結婚式のときも頑なに着物をきることを拒否して、お嫁入り道具にも足袋一つ持たずに来ました。(今でも、母や叔母は「あんたが着物を着るようになるとは・・」と着物姿をみる度につぶやいています)そんな私が着物を着ようと思い始めたきっかけは、色々とあるのですが、簡単にお話すると、私は着物を着て生活するということが人の成長につながるのではないかなぁと思うのです。もう少し詳しく書きたいところですがものすごく長くなりそうなのでこのくらいにしておきます。着物に興味を持った動機がちょっと人と違うかもしれません。
このピンクの色がとても好きです。春!!って感じでしょ?今年もお花見に着ていきたいなぁ。だめ?

素材:梅柄絞り風正絹小紋


 着物の素晴らしさに目覚めた私は、近所の着付け教室へ通いはじめたのですが、本当に着物のことを知らない私には、びっくりすることばっかり。まず、振袖と訪問着しか知らなかったので、付け下げって?小紋って?紬って何・・そして、初めて聞く言葉がいっぱい。単・袷・おくみ線・かけ衿・袋帯・名古屋帯・・普通の人なら聞いたことあるようなことでも、私にはチンプンカンプン。着付け教室が言葉の通じない外国のようでした。もちろん、着物は一枚も持っていません。そこで、目をつけたのは、私と背格好がまったく同じ叔母の着物でした。残念ながら母は10センチ以上小さいのでお袖が合いません。祖母が着物を好きだったので、叔母が一揃え持っていることは知っていました。着付けを始めたことを話して着物を見せてもらいにいきました。すると、行ってみてびっくり!なんだこれは?!と思う量の着物がザクザク押入れから出てきたのです。しかもほとんどの着物がしつけが付いたままで・・そこで、「ちょいと拝借」とばかりにルンルンで車に積んで帰りました。昔は呉服屋さんの担当の方が、その家の娘さんに似合いそうだと思う反物が手に入ると、帯・小物をコーディネートして自宅まで持ってきて下さったのだそうです。個性的な娘さんだと思われていた叔母は、その当時ではちょっと変わった感じのものを沢山作ったそうです。その中で、着てみたいと思ったものを何枚か持ち帰りました。
この梅柄の小紋は、その時一番「可愛いなぁ」と思ったものです。叔母もお気に入りの1枚だったので、よく着たそうです。私もよく着させてもらう着物で、お正月・新年会に。そして、春には梅柄を"これは桜だ!"と言い張ってお花見に出かけました。だって、春に着て出たい色なんだもん。道行く人には「えっ!?お花見に梅柄?」なんて言われていたかもしれませんね。

 この着物を着ていると人がよく声を掛けて下さいます。お花見の時には、外人さんに写真を撮らせてくれって言われたり、先日はエレベーターの中で年配の女性の方が「可愛いお着物ねぇ。いやぁいいわ〜」なんて言って下さってちょっと嬉しかったです。(私が誉められたわけではないのに嬉しいものですね)こんな風に見知らぬ人との触れ合う機会があるのも着物を着ているときならではですね。だけど、私にとって一番嬉しいのは、こうして眠っていた着物を引っ張り出してきて着ていると、叔母とこれらの着物を買い揃えた祖母がとても嬉しそうにしてくれたり、着物を通じて母・叔母・祖母と触れ合うことができるようになったことです。これは、思わぬ嬉しい副産物でした。

 今回のコーディネートのポイントと気に入ってるところは?と淳子さんにコメントを求められたのですが、なんせ自分で購入したものは帯揚げだけという「パラサイト着物道楽」状態・・・しかも自宅に持ってきてる帯は数枚。その中で合うものとなると、この組み合わせになるんですが、春のポカポカ陽気を感じるとどうもこの着物を着たくなるんですよね。着物初心者で決まり事もあまりわからず、自分の感覚で着物を着ているので、ご年配の方たちからみるとびっくりされるようなことを沢山してますが、こんな私の存在が着物を着てみようかぁと思っているけど一歩踏み出せない人たちに勇気と希望を与えられていけたらいいなぁなんて思っています。そして、淳子さん、茜ちゃんのスパルタ教育でもっともっと勉強して成長していけたらと思ってます。



帯揚げは、初めて自分で買ったもの。帯締めは祖母のものです。
袖丈は1尺5寸少し長めです。お襦袢にも梅。ちょうちょも飛んでます。

写真ではわからないと思うけど、地模様でお花の柄があります。
 
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